看板も暖簾もない高級店。清水寺近くの創作フレンチはボトル100万円

看板も暖簾も出ていない、創作フレンチ

私は大阪府東大阪市在住の28歳、男性です。仕事はアパレル販売員で年収300万円です。

私が体験した非日常的なイベントは、顧客様に「お友達記念」として招待されたランチをしたことです。

その方は、自分が働いているブランドの顧客様で、ひょんなことから仲良くなり、一度食事に行こうと誘われたのがきっかけです。

彼は、仕事の第一線からは引退された方で、いつも新しい洋服を着ておられるオシャレな男性の方です。

私が京都で美味しいお店や高級店は行ったことがないという話になり、「それなら是非行ってみるべきお店があるのでご馳走します。」と言われ、行くことになりました。

京都 清水寺の近くの看板や暖簾(のれん)もない路地に続くような門をくぐった先にある、いかにも高そうな佇まいのお店でした。

店内は奥に4人テーブルが1つあるだけで、10人程度のカウンター席のみでした。目の前のカウンター裏にいる料理人以外は、スーツを着ている高級創作フレンチ店でした。

ソムリエが選んだ1杯で至福に包まれる

これまで食べたことの無い新しく、そして恐ろしく美味しい料理の数々でした。

お酒は基本自由に選べるのですが、私がお酒が強いと分かるとソムリエ(サービス)の方が「料理に合わせたお酒を選びましょうか」尋ねてきました。

お願いした後は、食べるスピードや飲むスピードに合わせて絶妙なタイミングでお酒を用意してくれました。

もちろん、メニューを見ながらでプライスも書いてありますし、僕の好みのヒアリングもしてくれます。

お酒を一杯飲む度に「酔う」というより「気持ちよく」なってきます。

同じワインやリキュールでも飲むべきスピードや順番など、最初から最後まで美味しく飲み続けられるアドバイスのようなものもしてくれます。

高級店に通う方がお酒に詳しいのは、こうしたサービスがあるからなのだと合点がいきました。

ボトルは100万円以上

高級フレンチのランチ費用として、具体的な金額は分かりませんでしたが(レジではなく席上だった為)、恐らくコース二名分だけで2~3万円だと思われます。

それよりもドリンク代が高かったはずです。一人で5~6杯飲みましたが、一杯2,000円前後しますし、シャンパンも飲んだので総額は50,000円程かと思われます。

支払ったのは招待してくれた顧客様です。支払い方法はクレジットでした。

直接の金額は失礼なので聞きはしなかったのですが、ドリンクメニューを見ただけで最初は引いてしまいました。

ボトルで100万円単位のお酒も記載されており、ランチで頼む人がいるのかと思うと驚きや感動を超えて、「こんな所で、自分みたいな人間が飲んでいいのか」と恐ろしくなりました。

贅沢は心身を癒し、活力を得るための手段

今回、顧客様に連れて行って頂いたレストランは、大切な人との特別な記念日であれば、多少の無理をすれば、誰でも出来る範囲内かもしれません。

ですが、知り合って間もない、何の恩もなくお世話にもなっていない、気に入っただけの若者にここまでお金を使えるのは考えられないことでした。

ただ、その後、この方と交友関係が続き、暫くしてからこの理由を理解することができました。

今の若者はお金を使うということに良くも悪くも消極的で、お金を稼ぐことを後ろめたく思っていると、その方は考えていました。

常に贅沢することを奨励するのではなく、たまの贅沢が日常から心身を癒やし、また活力を戻すのに最適な手段の一つだと学びました。

また、大人として「一流」というものを実体験として知っておくべきだと教わり、今では(当時ももちろんですが)本当に良い体験をさせていただいたと感謝しています。

店に相応しい人と再びこの店で食事を

私は、このレストランで同じ体験をまたしてみたいと思います。

招待してくれた方に言われた事ですが、「定期的に来るのではなく、本当に連れてくるに相応しい人と出会った時に、感謝とこれからの関係を潤滑に続けて行くために、君もまた誰かをここに連れてくるといいよ」と言われました。

その方と自分の経済的なハードルは異なりますが、この上ない感謝や喜びを伝える為に、そのお店を利用したいと思っています。

また、個人的にもそのお店の料理が忘れられないというのもありますし、格別のサービスを受けるというのもとても気持ちの良いものでした。

目標としては個人的な理由(料理とサービスを堪能したい)で1回、大切な人、もしくは家族への感謝で1回で、計2回は再度訪れたいと思っています。

自分の手が届かないものこそ体験すべき!

私の年収が3,000万円になれば、この隠れ家レストランに通うことが、「日常的なイベント」になるかと思います。

年収3,000万円というのは、招待していただいた方より、少し上乗せした金額です(会話の中での想定年収です)。

それほどの収入を得ても、上には上がいますし、そういったお店(イベント)もまだまだ世の中にはたくさんあるはずです。

きっとその時には、まだ手の届かないものや叶わないものに出会って今と同じ事を感じていると思います。

もちろん生活の質や価値観も変わると思うのですが、こういった種類の出来事は、人間の欲望と比例してしまうのでキリがないとも考えます。

ただ、「一度体験してるかしていないか」では大きな違いがあるのは明らかなので、今の自分では簡単には手が届かない、上の世界に触れることは大切だと思います。

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