将来を見据え国立大に進学。どんな大学生活を過ごすかが勝敗を決める

担任が説得してくれたお陰で希望校に進学

私は37歳の女性で、現在は専業主婦の傍ら、在宅ライターをやっています。収入は月に3~8万円です。

私の父は普通のサラリーマン(建設業)でしたが、収入は十分でなく母の不労所得に頼った生活をしていました。母の収入はそれなりにあったので、中学・高校は私立に通い、生活が困窮しているという自覚はありませんでした。

ところが、高校進学後に県外の国立大学への進学を希望したところ、突然、母の収入が減っていること、十分な学費・生活費の仕送りはできないことを両親に告げられました。

両親は地元の国立大、または中・高の系列校の短大への進学を想定していたようです。

しかし、高校での成績が良かったため、高校の先生方が県外への進学を応援し、両親を説得してくださいました。そして学費と生活費は奨学金で補完することを勧められました。

出来るだけ良い大学に進学したい思いが強かったので、奨学金を利用することに抵抗はありませんでした。

日本学生支援機構から第一種(無利子)、電通育英会から無利子の奨学金を得ました。

自立して生活することを楽しんだ大学時代

大学では奨学金とアルバイトのお給料で生活費を賄っていたため、「自分のお金で生活している」という意識があり自由にお金を使っていました。

食費や住居費はなるだけ抑えて、高校時代は楽しめなかったファッションや海外語学研修のための貯金にお金をまわしていました。

飲み会の多いサークルに参加したため交際費がかかる時もありましたが、先輩(OB含む)から食事をおごってもらうこともあり、収支はプラスマイナスゼロくらいだと思います。

家庭教師先は第二のふるさとに

アルバイトは家庭教師、博物館スタッフを長くやりました。

特に週3回の家庭教師先では夕食までごちそうになり、食費を抑えることができました。家庭教師先のご両親には「第二のふるさと」のようにお世話になり、大変感謝しております。

アルバイトは時給重視で効率良く働いていたため、大学の授業やサークルなどの大学生活に影響を与えることはほとんどありませんでした。

優秀な同級生から刺激を受け、勉学に励む

偏差値が高い国立大だったので周囲に苦学生も多く、自分の境遇をみじめに思うことはほとんどありませんでした。

そんな中でも時々、たくさんの仕送りを受けて豪華なマンションに暮らす友人もいましたが、私とは別の世界の人という認識でした。世の中にはこんな人もいるのだな、と知らない世界を知ってちょっと大人になったような気持ちです。

うらやましいと思う気持ちもありましたが、どちらかというとアルバイトで生活費を稼ぐ自分を誇らしく思うことの方が多かったです。

実家から通学する友人は堅実なタイプが多く、勉学に手を抜かず優秀な人ばかりでした。授業は全て出席しますし、予習復習は完璧で、レポート課題も質の高いものを仕上げてきます。

アルバイトで自主勉強の時間が減っていた私は、授業についていくのが精いっぱいで彼らに気おくれしていました。一方で負けてはいけないと発奮させられることもありました。

就職後は順調に奨学金を返済

大学卒業前に資格を取得し、卒業後は上京して民間企業で働き始めました。

お給料は地方の平均以上もらっており、はじめのうちは奨学金を返しながらでも自由に使えるお金が十分残る生活でした。

日本学生支援機構は月1.2万ずつ返済。ボーナス時は4万。電通育英会は月1万ずつ返済。ボーナス払いはなしでした。双方共に完済しています。

実家への仕送りや休職で収入が激減したことも…

就職後の経済状況は安定していましたが、妹の進学や母の収入の減少、父の退職が重なり、実家への仕送りを求められるようになり状況が変わりました。

ボーナスを貯めたお金は妹の進学費用に、そして月3万の仕送りをするようになると月々の奨学金の返済がかなり負担に感じるようになりました。

次に転機となったのは入社4年目にストレスで体を壊し、3か月ほど休職してしまった時です。復帰後も休職前と同じように長時間働くことが難しくなり、収入が減ってしまいました。

しかし、現在は奨学金は完済し、良い伴侶とかわいい娘を得て専業主婦として暮らしています。これまでの経歴と資格を生かして、在宅でそこそこの収入を得ています。

無利子ならば一括返済ではなく、違うことに投資すべき

私は無利子の貸与でしたので、一括返済出来る金額があったら新しい資格取得など返済以外のことにお金を使っていたと思います。

無利子で借りられる金融商品はほかにないので、たとえ手元にまとまったお金があったとしても、毎月の返済が可能な範囲であれば一括返済にメリットは感じられません。

仮に、利子が増えて一括返済に迫られるなど、月々のやりくりに困っているのなら、まず奨学金の返還猶予を検討し、今後の生活のためにお金を手元に残しておくことを選択します。

私の場合は、母の希望により、母が亡くなった際の保険金で一括返済しました。妹の進学費用や月々の仕送りで両親にお金を貸している形だったので、母が気を遣ってくれたのだと思います。

しかし、私の「無利子だから一括返済にメリットはない」という考えを、生前の母ははなかなか受け入れず、喧嘩になることもありました。

借金を良しとしない考えの方々からは批判される考えかもしれませんが、より効果的なお金の使い方をしたいというのが私の考えです。

将来に備え、早いうちから就職活動の準備を

奨学金を利用したら、返済に備えて将来の収入が高くなるよう在学中からあらゆる努力をしておくべきです。

卒業した大学の名前だけで収入が決まるような時代ではないので、大学の授業を真面目に受け、資格を取得し、社会人としてのスキルを身に付けられるようインターンなどにも参加してほしいです。

私は地方の大学にいたため東京の就職活動事情に疎く、社会人としての準備もおろそかだったため、就職後に苦労しました。

大学1・2年時からもっと情報収集をして、効率的に動くべきだったと後悔しています。

また、奨学金を利用するなら給付型や無利子の奨学金をおすすめします。有利子の奨学金でも金融商品に比べれば金利は低いと思いますが、利子のある・なしでは返済のプレッシャーがだいぶ違います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です