人工知能で翻訳の仕事は減少するも、翻訳家が生き残る術はある

フリーランスで実務翻訳

私は愛知県に住む39歳の女性です。実務翻訳者の仕事をしています。収入は歩合なので20~50万円です。

仕事の内容は、企業さんが英語にしたい/日本語にしたい文書の翻訳をしています。

私の場合は、工業英語に特化した文書を訳しています。勤務体系はフリーランスなので、自ら申し出をしない限り24時間・365日稼動も有り得ます。

基本的には、企業さんと個別で契約を結んだり、翻訳会社に登録をして仕事を請け負ったり、クラウドサービスを利用して仕事の依頼を受けます。

翻訳と一口で言っても、簡単に分類すると小説等の翻訳(文芸翻訳)、映画などの翻訳(映像翻訳)、企業等の文書の翻訳(実務翻訳)と別れており、実務翻訳が翻訳市場の90%ぐらいを占めています。

実務翻訳から、それぞれの翻訳者の専門分野(医療・特許・工学・法律/契約等)が分かれています。

人工知能で翻訳の仕事は減少

訳す文章でも比較的簡単なものは人工知能(翻訳サイト)に取って代わられると思います。

少し前までは、機械翻訳の精度は高くなく、訳出後の文章を読んでも何を言っているのか意味が分からないものが多かったですが、特に最近のgoogle翻訳は割と意味の分かる訳になって瞬時に訳されていると思います。

今時点でgoogle翻訳を使用して簡単なやり取り等(私たちにとっては、こういった簡単な部分も含まれているため、文字単価を少し下げることができるのですが…)を使用されている企業さんもあります。

今後、「言葉の持つ深い意味」をしっかりと理解されていない企業さんや「報酬を払いたくない」と思っている企業さんの間では、こういった機械翻訳が使用される機会が多くなると思っています。

人工知能に勝つためにプラスアルファのスキルが求められる

もし人工知能が主流になったら、翻訳者として食べていける翻訳者とそうでない翻訳者の格差が広がると思います。

また、機械翻訳と言う言葉をちらつかせるクライアントさんが増え、翻訳の文字単価が下がる可能性は少なくともあると思います。

そういった意味では、個人として大きな変化はなくとも、翻訳の業界という広い分野では大きなターニングポイントを迎えると思います。

とても嫌な言い方ですが、本訳出できる言語以外にどういった専門知識等を持っているか等、今以上にプラスアルファで見せることのできる知識やスキルを持っていないと、この仕事では食べていけなくなると思っています。

求められるスキルが格段に上がると思います。

人工知能により職を失ったら

人工知能により仕事を失う可能性は、ないと思いたいですが、その場合は、元々大手企業勤務をしていたことと翻訳以外のスキルもあるので、そういった少しでも自分にメリットがあるものを前面に出して勤めに出ると思います。

翻訳者として仕事を失ったとしても、翻訳もできるXXというメリットがあれば何とかなると思います。

ただ、私自身が一度、自律神経失調症を患ってからストレスに敏感になってしまっているので、短時間勤務等と言った形態で働かないと心身ともにもたない可能性が強いのでとても不安です。

そうなった場合は、アルバイト+翻訳業もしくは、契約社員/派遣で専門的な仕事+翻訳業等とリスクを分散させる形を取ると思います。どちらにしろ、今よりも収入が減りそうな気がします。

機械化されつつある仕事もある

最近も随分と導入されてきていると思いますが、場所を問わず中~大規模店舗のレジ打ちの仕事が一番早くに機械化されると思います。

特にチェーン展開のスーパーマーケット等でも、1人のスタッフさんがモニタを見て、客自身が会計を行うセルフレジも増えてきています。

先日、ファストファッションのとあるショップに行った際に、商品を専用ボックスに入れるだけでバーコードを全て読み取るのか、機械の操作で会計が全て済んでしまったといったことがありました。

なかなかアルバイトさんが見つからないところも多い+バイト代も総額となると結構な額になると考えると、モニタを見るスタッフ数名の雇用だけを確保し、あとは全て客自身+機械化されるのではないのか、と思っています。

機械に負けない努力

自分の仕事(翻訳)であれば、機械では読み取れない言葉の裏に隠された真意等を深く解釈する読解力を増やすようにしています。

また、語学だけではなく、企業の例えばエンジニアの方々と対等に会話等が出来るように、専門的な知識を更につけたり、その資格の取得をしています。

自分で考えた筋道の全ては書けないですが、機械ではまだしばらくの間は太刀打ちできない「人間の考える力」、「思考力」、「判断力」を磨いています。

将来のためにと、仕事が終わった後に受験勉強みたいに、机に向かうことが多くストレスを抱えやすくなっているので、あとは「ストレス解消・気分転換・オンオフの切り替え」と言ったことも、今以上に上手くできるように試行錯誤していきたいと思っています。

また、海外に住むことも考えてはいます。

人間がAIに利用される世の中になる

今現在も格差社会と言われていますが、それがさらに進むと思います。

人間がAIを使うのではなく、人間がAIに使われるような気がします。

特に日本はそういったことは閉鎖的な感じを受けるので(諸外国ほど情報がオープンだと思いません)時代の波に飲まれそうな気がします。

例えば、数学が得意なインド系の方々がIT分野のトップや実作業に従事したりと、日本であるのに日本人の活躍する場が減少していくような気もします。

今は気楽にネットやSNSを活用していますが、近いうちに利用している自分達がそういったものに利用されそうな気もします。

何ぶん、IT分野以外の人がITの現状を理解していない+世間一般に出回っている(ここでは、ネット社会の一般ではなく、IT弱者も含んだ世間一般です)情報が少ないがために、今後は、より一層、様々な情報に踊らされそうな気がします。

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