友人の紹介で入った会社、退社時間は終電5分前

給料は低くても将来性を感じた

私は30代前半の女性です。東京都品川区のウエディング関係の仕事です。

元々は別の業種で働いていましたが、新卒で働き始めて4年が経ち、そろそろ今までの経験を活かして、別の会社で働いてみたいと考えていました。

当時働いていた会社では、会社の規約上、給料を今以上に貰うことも不可能でした。ちょうどその時、友人からの紹介で今の会社に入ることになりました。

面接に行くと、とても感じの良い女性が対応してくださり、会社の成長率やビジョンにとても惹かれました。自分自身の能力で、会社をもっと成長させられると感じました。

正直給与は予想していた金額よりも低かったため、入社するのは辞退しようと何度も考えました。

ですが、友人からの紹介ということもあり、断るのに気が引けてしまったこと、また今の環境を変えたいと思ったので、入社を決めました。

面接時にはしっかり確認した

給与が20万円と低かったところと、見込み残業代30時間のところが気になったので、最終面接の際に詳しく聞いてみました。

「給与は初めは低いが毎年2回査定があり、ほとんどの人は給与が上がっているので心配しなくて良い」

「見込み残業代が30時間分入っているということは、残業をしてもしなくても、給与の中の見込み残業代30時間分は貰える。だから、毎月残業しないようにすれば得をする」

「もしも見込み残業30時間を超えて残業をしなければいけない場合、超えた分は全額お支払いしますので安心してください」と言われました。

また、「ほとんどの人は残業なしで帰っているので、心配しないでください」とも言われました。

お客様相手なので投げ出すことができない

しかし、現実には仕事量が多すぎて、勤務時間内に終わらせることができず、当然毎日残業でした。

ウエディング関係の仕事だったため、昼間は接客をし、夜はお客様のスケジュール組みや、オプション商品の登録や発注、資料の発送作業をしていました。

そのため、毎日終電の5分前まで事務所内で事務処理をして、走って電車に乗り込んでいました。

また、勤務日に残業しても終わらないことが多いため、休日であっても会社に行き、お客様のフォローや事務処理をしていました。

どうしても会社に行けない日は、家のパソコンを使って仕事をすることも多かったです。

これらの業務や残業に関しては、面接時には一切話しをされず、この会社に入ってから初めて知り、とてもショックを受けました。

残業で食費がかさみ、どんどんお金が消えていく

自分の時間を犠牲にして、働かなければいけなかったのに、その時間分の残業代が支払われなかったため、まず精神的なダメージを受けました。

そして、元々の給与も安かったため、毎月の家賃や奨学金の返済、そして生活費で貯金もできずに給与全部を使ってしまっている感じでした。

また、残業中はお腹が空くため、出前を取ったりすることも多く、出前代や飲み物、お菓子代が毎日かかっていました。

本当は自分でお弁当を作って持ってくれば良いと思うのですが、毎日朝から終電まで働いていると、そんな気は起きませんでした。

こうやって、どんどんお金がなくなっていきました。

家賃が一番高い出費だと思いますが、こういったご飯代、お菓子代、飲み物代も同じくらい高い出費だったため、月によっては、貯金を切り崩して生活することもありました。

人間らしい生活が送れない

とても辛かったです。残業が多いのはこの業界では仕方ないと思っていましたが、度を超えた残業時間の長さでした。

仕事から帰ってくるのは毎日午前様。次の日も朝から会社へ行き、休日は休み返上で仕事をし、友達と遊びに行ったりもできませんでした。

それどころか、私の仕事のせいで、友達との約束をドタキャンすることも多く、本当に申し訳ない気持ちで一杯でした。

身体が疲れているのは勿論のこと、自由な時間がないというのは、精神的に一番ダメージがきました。

自分は何のために働いているのか、わかりませんでしたし、自分の存在価値もわかりませんでした。

更にネガティブになって「自分なんていない方がいいんじゃないか、こんなに辛いなら、この世界から消えてもいいんじゃないか」と悪い方向に考えてしまっていました。

いざとなったら一矢報いてやる

タイムカードで出退勤の記録を取っていたため、休日出勤や残業の時にもしっかりと打刻するようにしていました。

同僚によっては「どうせ支払われないんだから、意味無いよ」という子もいました。

もしも自分の身に何かあった場合、証拠がなかったら絶対に負けるので、しっかりと打刻するようにしていました。

また、毎月最後の日にタイムカードのミスがないかの、確認をしていましたので、その時に、残業時間や休日出勤の記録が入ったタイムカードの写メを撮っておくようにしていました。

それ以外に、自分の手帳にも総合計の勤務時間や出勤日数をメモしておくようにしていました。

これも全て、いざと言う時の証拠として使うために記録したものです。

日本人特有の責任感から、ブラックから逃げ出せずにいた

もし、ちゃんと残業代が支払われていたら、貯金が+100万くらいにはなっていて、お金のプレッシャーが少なくなっていたと思います。

そして、もしかしたら、奨学金の早期返済ができていたかもしれません。お金がないと、将来に不安にもなります。勿論、精神的にも不安定になります。

残業代がしっかり払われても、残業するのは嫌だと思うはずです。

でも頑張った分だけしっかりとお金という対価で支払われるのなら、残業や休日出勤に関して、今ほどは嫌な気持ちにはなっていなかったと思います。

そして、時々は親孝行をしたり、家族のためにお金を使う余裕があったはずです。あれだけ働いても1円も残業代が払われないのなら、あんなに頑張る必要はないのです。

でも、日本人過ぎる考えかもしれませんが、途中で投げ出すことはできませんでした

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