大学院まで奨学金。苦学生の経験があるからコンサル業界で生き残れる

奨学金の借り入れは両親からの希望

私は男性で32歳です。現在の職業は東京都港区で外資系コンサルティング会社勤務(経営戦略)をしています。

私は4人兄弟の2番目であり、両親の収入が高い状況でなく私立大学入学にあたっての入学金及び学費を工面するため、両親から奨学金をもらってくれと要請されてました。

日本学生支援機構からそれぞれ、大学(4年間):第2種と大学院(修士課程:2年間):第2種と大学院(博士後期課程:2年間 ※中途退学):第1種を借りています。

毎月の返済額は月5万円程度でボーナス過重払い無しにしており、返済予定は2032年4月1日になります。

大学時代は奨学金の管理はすべて両親であり、学費の支払いも両親。但し、私は一人暮らしを始めたが、仕送りは一切なく自身のバイトで何とかやりくりしていました。

また、大学院以降は学費・入学金も自身の責任で通うことになったため、工面するために使用しました。

大学院時代は国立大学のため、授業料の負担は軽減されましたが、より研究におけるウエイトを上げるため、バイトの時間を大幅に削減する必要があり、大学時代の成績により修士課程では2種、博士課程では1種奨学金を取得しました。

修士課程における1種・2種のハードルは大学時代の成績の優の割合であったため、単位を多く取得することを目的とした結果、優の割合が下がってしまいました。(この辺りは事前に学んでおくべきであった)

深夜の居酒屋バイトで稼ぐ

毎日の授業の傍ら、7~8時間程度のアルバイトを週5程度でやっていました。

月収入は昼バイト時代で15~16万程度、深夜バイト時代は20万~25万程度でした。

大学時代は夜間大学に通っていたため、朝から夕方までバイトし18時から21時まで授業というサイクルか、授業後に22時から翌6時まで深夜バイトを実施。

深夜のバイト時代(居酒屋)は現在よりも労働基準法の順守状況が緩く、月200時間をオーバーして勤務したことも少なくありませんでした。

サークルなどの課外活動は不参加で、とにかく単位を落とさないように、と思っていました。

それから、進学はずっと念頭にあったため、プラスアルファの勉強、研究に没頭できるようにもしたいと考えていました。

大学院以降は研究時間を増やすために、バイトは朝6時から9時までに絞り、大学内のアルバイト(テスト試験管など)を教授に融通してもらっていました。

周囲の人間関係が良かったから妬みはない

仕送りを貰ったり、学費を出して貰っていた友人は、其々の事情があるため羨ましいと思いましたが、「仕方ない」の一点です。

親の経済状況は自分ではどうしようもない部分です。

自身が社会に出て活躍するためには、大学に進学しないわけにはいかないと考えていたので、納得して奨学金を借りていました。

それに私は、サークルなどのいわゆる「キャンパスライフ」に特段興味がなかったということも大きかったと思います。個人的には自分の苦労やハードな経験が人生に活かせるようにとの思いでやっていました。

私の場合、夜間大学のため、社会人学生も多く、苦労のある生活は年上の同級生に非常に関心を持たれ、励まされ、相談に乗ってもらっていました。

そうした人間関係があったため、当時は全く生活がつらいとか、恵まれた家庭の人を妬む様な感情はありませんでした。

給料は高いが不安もある

現在月の収入は手取りで50~60万程度(残業代による変動有)のため、奨学金の返済に苦慮することはありません。

家賃は13万、食費5万、趣味などで数万円使っていますが、貯金も順調に出来ており、ある程度余裕のある暮らしができていると実感しています。

しかし、今の収入を常にキープすることは相当難しいと感じており、それが転職等のハードルになっていることも感じます。

コンサルティング会社は基本給与が高く、よほど実力をつけない限り、転職先で同等の収入を得られることは難しく、またハードワークが求められる業種の為、長く続けられることも困難であると感じています。

そうした仕事に対する不安が若干あります。

一方で、未婚であるが結婚願望は強くないため、奨学金の支払いが結婚を妨げるようなことはないと考えます。

奨学金返済があったから今の自分がある

奨学金を一括返済できるお金が手に入ったとしても、自分の生活は劇的に変わるとは思っていません。今の仕事にもやりがいはある程度感じているため、どんな状況であっても続けるでしょう。

また、それだけの金があれば返済ではなく、(リスクの低い)投資に回す、という考えをするかもしれません。

個人で事業を起こすという考えはないものの、セカンドキャリアへの自由度が増えるという意味では利点があると感じる程度です。

但し、奨学金返済というリスクがあったので、死に物狂いで学んだし、働いたという想いもあり、一括返済ができていれば自分が成長できていただろうか….と感じます。

コンサルティング企業でやれているのは、そこが大きな要因であるようにも思うし、多少のリスクはあった方が、いいのではないかとも感じます。

若いうちの投資はリスクを正しく理解して

奨学金というリスクを負ってでも学びたいことや、体験したい経験がおぼろげでもあるのであれば、若いうちの数百万の投資は決して高いとは思いません。

後は、個々人がそれくらいのリスクは回収可能と判断できるかどうかだと思っています。

経営コンサルをやっていると、事業に対する投資案件に関わったりしますが、数年先の予測を立てるのはプロフェッショナルでも相当困難です。

その点、若いうちにスキルや経験を付けるための投資は回収できる可能性が非常に高いと感じます。

また、意思決定に繋がるヒントや情報は経験者から得るべきであると考えますが、奨学金を借りるかどうかの最終決定は人任せにしないでください。

奨学金というリスクを正しく理解したうえで、より成長の機会を掴み、投資は正解だったと思えるように頑張ってください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です