母親が娘を保証人にして4,000万の借金を残して自殺

母の経営するブティックの売り上げが低迷し

私は兵庫県神戸市に住む50才の女性です。32才の時に実母の作った借金を背負いました。京都銀行から300万円借りたものです。私は兵庫県神戸市に住む50才の女性です。32才の時に実母の作った借金を背負いました。京都銀行から300万円借りたものです。

約30年程前、両親が京都市中京区でブティックの店を出しました。

最初は父が経理をしていて、母は販売に専念していました。しかし、19年前に父が突然亡くなりました。それからは経理などしたことのない母が経理と販売をすることになったのですが、だんだんと商品も売れなくなり、取り引き先に支払うお金に困るようになってきました。

借りていた店の家賃も年々高くなっていき、しかし、売り上げは振るわずに、母はだんだんと切羽詰まるようになっていきました。

税金を支払うために、売り上げを残しておかないといけないのにもかかわらず、母はお客さんへの接待目的で高い懐石料理などを振る舞ったりし、なんとか売り上げをあげようとしていました。

母の借金は、雪だるま式に増えていきました。

娘の私を保証人にしたら300万円貸せる

母の店は、次第に売り上げが落ちていき、それに伴って借金も増えていきました。所得税など、税金を支払わなければいけないのに、ただ売り上げを上げるためだけに、値引きをしたりして売るようになりました。

お金も全くプールしていなかったので、借金をして税金を支払うようになりました。

母は、いろいろな友人、知人、消費者金融から借金をするようになりましたが、年をとっていくと、借金もできなくなってきました。

母は、仕方なく取引先の銀行に行き相談をしていたら、「娘の私を保証人にしたら300万円借すことができる」と言われ、私の承諾を得ることもなく保証人にしてしまいました。

ちょうどその頃、私は結婚したばかりだったので、とにかく「早く警察署に行って、免許証の裏に名前が変わったと書いてもらってくれ」と言われ仕方なく判子を押しました。

母親から脅迫されて借金の保証人に

私も、当時、小児科の受け付けというアルバイトをしていましたが、貯金などもなく、とにかく母が、娘である私にこんなに必死に頼むのだからと思い、親孝行のつもりで渋々保証人にならざるを得ませんでした。

母は何度も「あんたには、迷惑はかけへんさかいに」とか「絶対に返済するさかいに」とか言っていました。でも次第に、「これだけ私が困っているんやさかいに、助けてくれてもええやろ」とか、最初は下手に出て頼んでいた母も、私が「返済能力がないさかいに・・・」と、渋ると、だんだんと語気が荒くなってきました。

しかし、私には300万円などというお金はないので、と何度も言いましたが、「とにかく、ちゃんと返済したらええんやろ!」と、怒鳴るようになり、最終的になんの返済の目処も立っていないのに、保証人になってしまいました。

母は借金を返済してると思っていた

私は、母がそんなにいろいろなところから借金をしていることを知らなかったので、あれだけのことを言い放ったのだから、きっと返してくれるだろうと信じていました。

それに、私も新婚だったので、結婚式やパーティーなどで忙しく、新しい生活を送り出したので、母の保証人であることをいつしか忘れていました。

母は1人でブティックを続けていたので、私は父がいなくなったけれど、うまくいっているのだな、と思い込んでいました。母も、私が保証人になったことについては、なるべく話題にしたくなさそうだったので、私も母に「ちゃんと返済しているのか?」と、訊くこともできないまま、夫の転勤で東京に引っ越してしまいました。

私も知らないところで済むことで、保証人の話題が出ることはありませんでした。

断る決断を。保証人になる以外の選択肢を考えてみる

こんな私でも誰かの役に立てたら、とか、友達を信用する、とか、そんなキレイごとを思っていました。「優しさ」とか、私がずっと思っていたことは、真っ赤なウソだと思い知らされました。

時には「断る」という優しさもあるのではないか、と思うようになりました。

涙を浮かべて頼まれると、私も断りきれないこともたくさんありましたが、まずは、落ち着いて、よく話しを聴いて、何の為のお金で、いくらかかるのか、私がお金を貸すことをしなくても、乗り越えていくことはできないかどうかを、一緒に考える。

そして、ガマンができるところはないか、公的なところから借りることはできないか、など、あらゆる手立てを「一緒に」考えるということをするようになりました。

母親だからと信頼したのが間違いだった

自分の母親が私との約束を守っていなかったということがとてもショックでした。あるとき、2人きりの時に「あのお金、返済していってるん?」と訊いたら、「あんたは、娘のくせに親である私を信じられへんのか!」と怒るようになったので、もう全く話題にすることがタブーになってしまいました。

母は、気が強くて、かなりの意地っ張りなので、娘の私に責められることなど、本当に嫌がると思っていたので、なんとか意地でも返して行くと思い込むようにしていました。

しかし、やはり私に返済の目処が立ってもいないのにもかかわらず、「母親だから」ということだけで、保証人になってしまったことを大いに後悔しています。母のことを考えるなら、ちゃんと断るべきでした。

4,000万円の借金を残したまま母は自殺

母は、最終的には4000万円の借金を遺し、私が保証人になった借金も全く返済をせずに自死した為、相続は放棄しました。しかし、保証人は放棄できなかったので、私まで自己破産する羽目に陥りました。

私が築いてきた社会的信用も、なくなってしまいました。10年くらい経ったら、クレジットカードや、ローンも組めると言われていますが、私は計画的に考え、絶対に返済できるという確信が持てない限り、借金はしたくありません。

私の自己破産が原因ではありませんが、その後離婚した為、今は経済的に余裕は全くありません。息子が高校に行く時に、神戸市からお金を借りようとしましたが、私が自己破産している為に借りることができませんでした。

全て、母の保証人になってしまったからです。もう二度と、誰の保証人にもなりたくありません。

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