安易な借入れはすすめないが自分への先行投資ではある

高校卒業までにやりたいことが見つからず大学進学

埼玉県在住の銀行員、28歳の男性です。

我が家は5人家族(父、母、姉、弟、私)です。

両親は自宅と祖父母の住宅資金を二重で返済していたため、毎日朝から晩まで働いていました。幼いころから、自分の家が決して裕福な家庭ではないことは理解していました。

兄弟は皆公立の高校に行きました。高校3年の夏ごろまでは、卒業後働くか、専門学校に行くかで悩んでいました。しかし、知人から、もし今やりたいことが見つからなければ大学に行きたくさんの人に出会ったり、自由に学んだほうがいいとアドバイスを受け、大学に進むことに決めました。

ただそれまでの学力から国公立は難しく、私立大学を受験し合格しました。

私立は学費が高いので奨学金を貸与しました。将来就職したら返済すればいいという考えでした。

授業とバイトで疲弊しながらも卒業後を見据える

大学時代は学業と遊び、バイトで過ごした日々でした。

生活費稼ぎのために週4日程度バイトをし、友人との交際費や食費等でほぼなくなりました。
親からお小遣いはなかったので、昼食や携帯代、友人との飲み代などは大きな出費でした。

大学では一日に多くの授業を入れ、他の日に休みを作り、休日はほぼバイトをしていました。

地元の喫茶店でバイトをしましたが、時給が高く、拘束時間が長かったのでたくさん稼ぐことができました。
また休日バイトのシフトに入れない日も単発派遣の仕事に入り、手元資金を潤していました。

寝不足で授業に集中できなかったり、疲れてさぼってしまうこともあり、本末転倒であると感じたことも多々ありました。

それでも、大学とバイト、友人との付き合いをうまくやりくりし、卒業したら正社員になりたいと考えながらの生活を送っていました。

親からの援助がなくとも自分のできることを

大学までは片道1時間30分の距離でしたが、仕送りなどの支援が期待できなかったので実家から通学していました。

実家で家賃がかからないことは経済的に助かりましたが、自分の食費や光熱費として毎月3万円を家に入れていました。

一方、友人は、東京で一人暮らしをしており、親の仕送りが家計のメインで、時間があるときに暇つぶしにバイトをしている方が多かったです。

親からの援助があるのとないのとでは学業やサークル、ゼミなどに費やす時間にも大きく影響すると感じました。
ほとんどの方がサークルに参加していましたが、私はバイトのためサークルには加入しませんでした。

正直、もう少し大学生らしい生活をしてみたいと思いましたし、親からの援助がある友人たちを羨ましいと思ったことは多々あります。

ただ、家庭環境や経済環境はそれぞれなので、自分は自分のできることをがんばろうと思いました。

節約は厳しいが子供の成長を見られるだけで幸せに

大学卒業後は地元の銀行に就職しました。
私の銀行は入行してから5年程度はほぼ年収が上がりません。

が、入行してすぐに子供ができ結婚しました。私のお給料だけで生活し、貯金もゼロ、奨学金は月々1万4千円ずつの返済ですが、ギリギリの生活の中では大きい額でした。

猶予制度もありますが、年収により対象外のため申請できませんでした。
利子付の返済で15年。先は思いやられますが、月々1万4千円の返済で済んでいることはせめてもの救いです。

もっと期間が短く大きな返済額だと正直生活できません。
給料が上がるまでは何とか凌ごうと日々奮闘しています。

もちろん贅沢はできません。お小遣いは月1万円ですし、飲み会や結婚式はほぼ断っています。
休日のお出かけも公園が中心ですしお泊り旅行は年1、2回行ければ良い方です。

銀行の同期にはよくやっていけるねと驚かれますが、子供の成長を見ているだけで、どんな大変なことも幸せに感じます。

家族に心配をさせない生活を送りたい

もし奨学金を一括で返済できたら、家族で海外旅行をしたいです。今までいろいろ苦労させたり、思うような生活をさせてあげられなかったので、長期休暇をとって、お金を気にせずゆっくり遊びたいです。

またお金がないことでそこまで心配するような生活をしないようにしていきたいです。現在も、お金の話になると喧嘩することが多々あります。

お金のことを話し合うのは大事なことだと思いますが、切羽詰まった生活では心にゆとりもできなくなるので、あまり心配しない生活を家族にさせてあげたいです。

将来は自分の欲しい車を買い、マイホームで家族仲良く暮らすことが夢です。

また、子供が大学に行きたいと言っても、経済の心配を子供にさせないで、行きたい大学に行かせ学ばせてあげることをさせてあげたいです。

奨学金は借金だが将来への投資

経済状況はそれぞれの家庭ごとに異なります。
自分の家庭が裕福でなく、家族のことを心配して我慢したり夢をあきらめるといった選択に迫られることがあるかもしれません。

ただ、奨学金は将来就職できれば、そこまで大きな負担ではないと思います。
実際私も、学生時代、学業だけでなくバイトに時間を費やしたりしていましたが、決して悲観的にならずに前向きにがんばりました。

結果地元の銀行に就職し家族を持ち生活することができています。
ただ奨学金は借金なので、もし親から援助を受けられるのであれば、容易に借入しようとは思わないでください。

奨学金は学生のためのセーフティネットです。
借入することは決して悪いことではなく将来への投資と考えてください。

同時に様々な遊びの誘惑などある大学生活ですが、自分は将来のために誘惑に負けてはいけないという気持ちも持つことで、明るい未来が待っていると思います。

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