節約の日々でも大学進学に意味はあった

高校卒業後は働こうと思っていたが

横浜在住の34歳女性です。

私は高校まで公立でしたが、大学は国立に受かるには学力的に厳しく、家庭も裕福ではなかったため、高校を卒業したら働くことを決めていました。しかし担任の先生の熱心さに導かれ、大学を受験することになりました。

大学では年間の授業料を父親の給与と母親のパート代から捻出するには難しく、高校時代には私もアルバイトをしていましたが、授業料の足しになるほどではありませんでした。

受験料は一校35000円と高いため、指定校推薦で1校のみ受験、早々に進学先を決めたら無利息の奨学金の申請をしました。

家庭の年収が低いことと遅刻も無く授業態度もまじめだったことから月々54000円を無利息で借りることができました。年間に60万ほど借りることができ、家庭から40万ほどを出してもらい授業料としました。

在学中はひたすら節約の日々

在学中は授業料こそ奨学金と両親にだしてもらったお金でまかなえましたが、お小遣い、携帯代、TOEICなどの授業以外に掛かる試験料、短期留学等は全て自己負担であったため、週に6日ほどアルバイトをしていました。

お昼ごはんは家から持ってきたおにぎり、お茶も持参、学食でお昼を食べることは週に1回ほどでした。授業をサボる学生も多かったですが、私は両親がお金で大変苦労をしながら大学に行かせてくれていたことを知っていたので、サボることはほとんどありませんでした。

文化祭などの学校行事もアルバイトを優先していたので、学生らしくキャンパスライフを楽しんだりサークルに入ることはありませんでした。

学校の掲示板などで何とか安く短期留学する方法を探したり、学校の図書館でDVDや英語の本を借りる、パソコンを利用するなどして節約をしました。

似た境遇の友人らと励ましあって

私のまわりはほとんどが親のお金で一人暮らしをしたり、アルバイトはせずにサークルを楽しむ人ばかりでした。そんな中で授業が終われば走ってアルバイトへ向かう私はかなり疑問視され不思議がられる存在でした。

しかし、どんなに馬鹿にされようとも、アルバイトをしなければ、高校時代からお小遣いもお年玉も全くもらえなかった私としては大問題でしたので、周りの目は気になりませんでした。

裕福な家庭だからという理由で、学校の授業にも出席しないのに留学ができたりという人もいて、本当にうらやましく、自分の産まれた環境をどれ程憎んだか分かりません。

しかし自分の周りにはやはり同じ様な人が集まってくるもので、同じようにアルバイトをして生活をしている人たちと励ましあいながらやってきました。

社会人になってからも実家通いで母親の手作り弁当

大学を卒業してからは販売業、接客業に従事して来ました。
給与は安いですが、実家から通い、とにかく節約しながらやってきました。

洋服や化粧品はできるだけ安いものを探し、食事会などは参加するものの同じ様に奨学金を借りて返済している友人たちや親に迷惑を掛けたくないと一生懸命アルバイトをしてきた友人との付き合いだったので、大金を使うことはありませんでした。

奨学金を返済していることは周囲の人は知らなかったのですが、皆土日も朝晩も関係なく働くシフト製だったので金曜日の夜だから飲み会、という様な誘いもなく過ごせてきました。

母親もさすがに私に奨学金を背負わせることを申し訳なく思った様で、お金はだせないがお弁当は作ってくれたので、社会人になってもお弁当とお茶は自宅から持参しながらの実家通いでした。

貯金を切り崩して昨年、何とか全額返済しました。

奨学金返済がなければ人生をもっと楽しめた?

私は既に奨学金は完済したのですが、もし奨学金に支払ったお金があれば、もっと贅沢をしてお金で時間を買えたと思います。

私は文化祭もサークルも勉強会も何も参加できず、大学時代の思いでは一心不乱に学校とアルバイトを両立したという思い出しかありません。

暇な時間はなく、無料で借りられるものを借り、節約できることは全て節約し、それは社会人になっても同じでした。外でランチをすることやコーヒーを買うことですら「もったいない」と家から持参したお茶とお弁当を食べていました。

服を買うのもためらいましたし、結婚するまでに何とか返済したいという思いもありました。しかし返済するだけでは貯金がなくなってしまうため、返済と貯金の間で、お金のことばかり考えていました。

本来ならもっと楽しめたはずではないかと思ってしまいます。

学生時代をより良く過ごすために借りる

奨学金を借りる際には、できるだけ良く下調べをすることをおすすめします。

ただでさえ高額なお金を借りて将来に渡り返却をしなければならないので、安易に安い利息付でもいいやと思わずに、給付型の奨学金はないのか、その条件はなにか、それがむりならばせめて無利息の奨学金は借りれないのか、を良く調べることをおすすめします。

月々2万円ほどでも、社会人年数があさければ、お給料も少ないです。一人暮らしをしたり、友人や上司に誘われて食事に行けばお金が掛かります。しっかりと計画を立てることをおすすめします。

しかしやはり奨学金を借りてでも大学を出た意味はあったと私は思います。あっという間でしたが貴重な4年間でした。頑張っていれば、同じような環境の仲間が集まります。もっと大変ながら頑張っている人もいます。

可能性がある全ての方法を導き出し、それに対して最大の努力をして下さい。
そうすれば人よりもずっと中身のある人生が待っています。

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