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奨学金で200万円の借金
私は長野県に住む30歳女性です。相手は37歳で、奨学金で200万円の返済を行っていました。
借金があることは、結婚してから旦那から知らされましたが、結婚する時にお金の話を詳しくしたことはありませんでした。
でも、旦那は真面目に働いているし、会社もしっかりしているし、生活に困らない程度の給料もらっているだろうと何となく安心して結婚しました。
それに当時、私も正社員で働いていたのでお金に余裕があり、お金に対して無頓着な所もあり全然気にしていませんでした。生活に困れば働けばいいやとおもっていたのです。
結婚後程なくして、お金を任されるために通帳を確認してみると、一定額引き落とされていましたので、旦那に「この引き落とされているお金は何?」と聞くと、「奨励金の返済のお金だ」と教えてもらいました。
私はその時、旦那が奨励金で大学に通っていたことと、借金があることを知りました。
奨学金は借金ではない?誰も教えてくれなかった
私は、平然と奨学金について話す旦那にとても驚きました。もし私に借金あれば、多少相手に負い目を感じますし、結婚前に伝えたと思います。
ギャンブルなど無駄使いで出来た借金では無いですが、借金は借金です。
何故結婚前にそんな重要なことを教えてくれなかったのかと怒りが湧き上がりました。
また、旦那の両親からも、大学生の当時の話を何度もしていたにも関わらず、奨学金で大学に出したなどと言うことは1度も話題に登ることがありませんでした。
子供に借金があれば教えてもらったうえで、「それでも結婚は大丈夫か?」ぐらいの確認の言葉が欲しかったです。
なんだか、旦那や旦那家族に奨学金の借金を隠されていたように感じ、不信感でいっぱいになってしまいました。
大卒の息子を自慢する親。なんで返済を私が?
もう結婚してしまったので、借金ぐらいで離婚までは至りませんでしたが、旦那や旦那家族に不信感を持つようになりました。
なぜなら、旦那家族には大学出の息子の事を何度も自慢され、私の弟が大学を出ていないことを馬鹿にしてくることがよくあったからです。
そんなに自慢していた大学に奨学金で通わせて、私にも負担が来ることになってしまうことに怒りを覚えました。
また、旦那にも表面上は許しましたが、まだ隠していることはないか何度も確認して、お金のことは大事なことだからこれからは必ず二人で話し合うようにしようときつく伝えました。
そうすると、旦那も、今までは軽く思っていた借金のことを重く受け止めるようになり、謝ってくれました。
「悪質な場合は離婚」。借金を軽く見ていた旦那にクギをさす
奨学金の返済は、二人で協力して返すことにしました。
私も少しばかりの貯金をしていたため、そこからも出して月々のお給料からも返済することで、何とか返済することが出来ました。
だけど旦那には、これは奨学金の返済のために、「私が借金返済を手伝った」ということを理解してもらう必要を感じました。
「もしほかの理由で借金しても返済を絶対に手伝わない」「余りにも悪質な理由であれば離婚も視野に入れること」を伝えて、借金は絶対にしてはいけないことをしっかり認識してもらうことにしました。
なぜそう言ったかと言うと、旦那が余りにも借金のことを軽く考えていた態度をとっていたからです。
もし重く受け止めていれば、しっかり私に伝えるはずだとおもったからです。
妊活にも影響。2人で協力して借金返済
借金で大きく変わったのは、私がお給料で使える金額が減ったことと、節約生活に変わったこと、子供を作る時期をおくらせたことです。それでも借金を早めに返済してスッキリさせたかったのです。
お昼は今まで外で食べることが殆どでしたが、お弁当を作って持たせて、節約してもらうことにしました。
そして、旦那と私のおこずかいも借金返済までは減らすことにしました。
そして、一番きつかったのが子供を作る時期をずらした事です。
私は結婚してすぐに子供が欲しかったのですが、貯金もあまり無いし、借金を返済して旦那一人の給料でやりくりするのはとても無理だったからです。
それで3年ほどは借金を返済して、貯金に当てるために共働きに励みました。
奨学金で大学を出たことを内緒にしたかった
借金が奨励金の返済のためのものだったので、旦那自身あまり重要に考えていなかったそうです。
当時共働きだったから、すぐに返せるだろうと甘い考えだったみたいです。
それで最初は、彼が借金の事を言わなかったことに対して私が怒ったことを、とても不思議に思っていたぐらいだったみたいです。
あと、旦那の両親が大学に出したことを誇りに思っていたことを、何度も聞かされていたためだったそうです。
旦那自身も「大学は奨学金なんだけどな」「自分で借金を返しているんだけどな」と思いながらも、大学に出したことを誇りにしている両親の気持ちを考えると、恥をかかせたくないという思いもあったそうです。
そして両親が私に大学の話をする度に、言うことにためらいを感じていたそうです。
借金完済!妊活・マイホーム・旅行と夢は広がる
旦那の奨学金を返済するまでは、とても悩んで泣くことも多かったです。
だけど、去年やっと返済でき、なんだか重りが外されたような軽い気持ちになりました。それだけでも充分幸せを感じました。
借金がなければやはり早く子供を作りたかったです。
同級生の友達が次々に出産しているのを目にするたびに「この借金がなければ今頃私だって」と妬む気持ちが出てきてしまい、とても惨めな気持ちで居たからです。
これからは少しずつでもいいからお金を溜めて、出来れば子供を二人生んで憧れのマイホームを購入できればいいなと思います。
そして、余裕が出てきた頃に、旦那と国内でも、国外でも、色んなところに旅行に出かけたり、二人でのんびりと過ごすことがささやかながら私の夢です。
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