借金でガス・水道払えず、最低賃金のバイト。精神を病んで生活保護に

時給ダウンおまけにサービス残業

私は33歳の男性で、宮城県に住んでいます。仕事は飲食店でアルバイトをしています。月収約12万円です。

生活保護の申請が通るまでの期間は、2か月はかからなかったと思います。

当時私は転職に失敗し、知人の飲食店で働かせてもらう事になりました。しかしそこのお店が水商売でブラックで、時給は下げられるは、何時間もサービス残業させられるはで、ダブルワークを行う事すら難しかったんです。

私には借金もあり、当然返済は出来ず、ガスや水道が止まったりと食べていくのがギリギリの生活をしていたんです。そんな状況を友人に相談した時に生活保護の提案をされました。

私は持病があり、身体障害者手帳を持っているんですが、その当時は治療も出来ない状態で、また酷い職場環境から精神的にも病んでしまい、人間としてぎりぎりの状態だったんです。

少しでいいから人間らしい生活がしたい、と役所を訪ねたのが全ての始まりでした。

周りにばれない様に買い物は遠くまで

まず生活保護を受けていることが周りにバレないかが不安でした。

一応役所も保護課を分けた場所に設置してはくれていたんですが、万が一、近所の人に会う可能性もゼロではありません。だから過敏になりすぎかもしれませんが、私は自宅周辺は余りうろつかないようにしています。

コンビニにもいかず、スーパーも遠い場所に行っています。

自分の部屋に入るのを誰にも見られないようにしています。

また両親への手紙というのも戸惑いました。血縁関係を遡って援助できないかという手紙を送るんですが、結婚した妹には絶対に知られたくありませんでした。

両親は致し方ないとしても、何故このような状態になってしまったのかをちゃんと聞いてくれるまでは半年かかりました。

受給開始で生活に張りが出た

水商売をしていた後半から生活保護が開始されました。私の給与は生活の最低基準を下回っているので、足りない部分を補ってもらっていました。

病気の治療も開始しなければいけなかったので、水商売を辞めて数か月は治療に専念する時間に充てました。

実際暮らしてみると、必要最低限の金額と言われていますが、自炊をすれば、生活の余裕と張りも出てきました。

外食はほぼ出来ません。週に一度ラーメンを食べるくらいです。もちろん飲酒なんてもってのほかです。

自分でも驚きましたが、あんなにお酒が大好きだった私がお酒を飲まなくなったんです。たまに缶ビールを飲んでみたことはありましたが、気持ち悪くなりました。そんな事よりも缶ビール一本でどれだけの食材を買えるかを考えることが楽しくなりました。

生活保護はたくさんの人の恩

生活保護を受けて、最初は情けない気持ちでいっぱいでした。人生の底辺、敗北者である感覚しかありませんでした。

特にお酒が入っている時は感傷的になってしまいました。自分なんか消えてしまえばいいのに、とそんな事ばかり考えていました。

しかし、今は考え方を変え、私を生かしてくれている社会に感謝しています。

お金の有り難さを再認識できた時間です。

食べる事、お風呂に入る事、寝る事、当たり前のことがこんなに素晴らしい事なんだと今の時間がなければ気が付けることは無かったでしょう。

今は社会に頼り切っている私ですが、そこに胡坐(あぐら)はかかないようにしています。これはたくさんの人達が作ってくれた恩なんです。だからこの恩はいつか必ず返していこうと心に決めています。

働いて自立を目ざす

今私は持病の投薬を開始することも出来ました。精神的な部分はまだ完治はしていませんが、そこは気合で何とかするしかないと考えています。

早く生活保護を抜け出すために、今は就職活動をしています。

通院などの関係で障害者雇用の会社をメインで探しています。一般雇用の会社にも持病の事は話して、応募をしています。

就職活動をしている理由はただ一つです。更に余裕のある生活がしたいからです。今も充分ですが、今よりもっと手取りが増えれば余裕も自由な生活も出来ます。

もう節約する習慣は体に根付いているので、余裕が出てもお酒など、そんな下らない物にお金を使う事は無いでしょう。お金を貯める楽しさを学んだので、明るい未来のために堅実に貯金していきます。

再就職したら借金は返していきたい

200万円あれば、暮らしは楽になり、独り立ちできるようになると思います。その内150万円ほどが借金で返済に必要な金額です。

生活保護を受けると決めた時点で、私は自己破産を決断しました。今は丁度その債務整理中で、まだ裁判は行っていません。

取り立ての電話が来なくなり、精神的にも助かり、弁護士の先生には感謝していますが、いつも頭のどこかにあるんです。借りたんだから、本当はちゃんと返したい、と。

今の私にはそんな余裕はありません。でも再就職さえできれば、計算に狂いが無ければ月で数万円の貯金が出来るはずなんです。

自己破産は返さなくていい制度ではないので、いつの日か自分に余裕が出来たら、時間はかかりますが、お返ししていこうと考えています。

生活保護に甘んじず最大の努力を

私も冒頭に書いたように生活保護を受けている人は恥ずかしい人だと思っていました。でも死ぬことまで考えるくらい自分が追い詰められているんなら、選択肢に生活保護を入れても私は良いと思います。

実際受けてみて全てが気持ち良いわけではないので、積極的にはお勧めはしないでしょう。でも人間らしく、最低限生きることは生きている人間の権利なんです。

落ちている残飯を食べようとしたり、公園で水汲んで体を拭いたり、今思えば情けなくて今でも涙が出そうです。

本当に追い詰められている人がいたら、まずは役所に相談してください。

そして受給している人、特に私のように若年層の方、法の制度に甘えないで下さい。

鬱とニートは違います。働ける状態になる様に貴方自身も精一杯の努力をして下さい。

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