年老いて行くだけの今、難病を抱えながら生活保護から抜け出すのは困難

生活費扶助の前に緊急医療扶助の手続

私は65才の男性です。関東地区在住で、タクシー運転手をしています。収入は11万円です。

生活保護の申請が通るまでの期間は1か月弱でした。

病気で体調を崩し、仕事に行けなくなって収入のめどが立たず、借入金の返済もできなくなってきてしまいました。

もう、食べるものも買えなくなり、やけになっていて朝から酒を飲む状態になり死んでもいいかと思っていました。しかし、やはりこれではいけない、なんとかしなくてはと思い、嫁に行った娘のところに電話をして助けを乞いました。

娘はすぐに飛んで来て、地元の役所に相談に行って話をしてくれて、本人が行けば手続きが進められるような段取りをつけてくれました。

その後、自分自身で役所に行きましたが、収入の点で少し問題がありました。

でも病院の領収書を見せたところ、医療費が結構かかっていることから、とりあえず緊急医療扶助的な手続きを取ってもらい、生活保護の申請の書類を受理してもらいました。

ほとんど一文無しになっていたので、当座の生活費扶助も受けられて、その時住んでいた1Rのマンションを出て家賃33000円のシェアハウスに移り、生活保護を受けました。

ただ、その家賃では問題なので役所の関係するケアハウスに再転居し、正式に生活保護受給が確定し、現在に至っています。

年金収入があると受理が難しい

年金収入があったので、そのままの状態では保護条件を満たしていないといわれ、本当に困りました。

それでも役所の担当者といろいろ話しているうちに医療費が随分かかっているという話になり、持って行った病院の領収書を見せたところ、担当者がその領収書を持って上司に相談してくれ了解を得られました。

とりあえず緊急に必要だということで住所不定扱い(行き倒れの病人)で書類を整えてくれました。ただし、これは当座の処置なので3か月以内に正規の条件を満たさなければならないと言われました。

具体的にどうしたらいいのか、なかなか分からず困惑しましたが、いろいろと調べた結果担当者の言っていることが具体的に分かって来ましたので、その通りにするように段取りをして、うまくケアハウスの空きに入れました。

家賃を引いて2万円がおこづかい

月額11万円余の金額の3食付きの1R仕様のケアハウスに入っています。収入は年金と合わせ、月13万3000円ありますので、2万円ほどが自由に使えます。

テレビも見られるPCを持っていますので 、それを使って時間をやりくりしています。食事は3日前に言えばキャンセル出来てその分一食400円割り戻されますので、少し足せば外食もできます。

それと、役所に登録すれば月15000程度までは内職して稼いだ金が自分の自由に使えますので、Lancersその他のサイトで収入を得ています。

少しずつやりくりして、椅子や机も買い揃え、PCも買い替えました。

生活保護を受けると、医療費、税金(その地域による)、健康保険料、NHK受信料、介護保険料などが実質無料になりますので何とかやっていけます。

生活保護の要件を知らない人が多いのでは?

娘に段取りしてもらうまで、生活保護が受けられるとは思っていませんでした。年金が月額10万円以上ありましたから。

それと細かい規定についてもよく分からず、その要件も知りませんでした。

今になって知りましたが、たぶん多くの人がその実態を知らないと思います。もっとよく知られるようになれば、恩恵を受けられるのに受けていない人も申請できると思います。

確かにいくらかは後ろめたい気もしますが、ちゃんと税金を払える時には払ってきていますので、そういう状態になったときには制度として活用することに問題はないと思っています。

餓死したり、凍死したりしている方がいるのは事実ですので、もっとよく社会的に対応すべきだと思います。そして、そのことをもっと広くお知らせすべきではないでしょうか。

高齢だから生活保護から抜け出すのは不安

年齢が年齢であり、病気も特定疾患に指定された難治性の病気ですので、まともには働けないので生活保護から抜け出すのは困難だと思います。

ちろん一度はそのことも考えて、いろいろと方策を練りましたが、固定的な収入を得られるのが難しいこと、一度保護を外れたらまた保護を受けられる保証がないことが一番のネックです。

もし、また保護を受けられることが保証されているのなら今一度精いっぱい頑張ってみようかとも思いますが、現在の社会情勢では、保護基準がどんどん厳しくなっていくのは目に見えていますので、踏み切れません。

そのような制度改革ができれば頑張りたいと思っている高齢者もけっこいるとは思うのですが、制度自体が社会情勢の変化に対応していないと感じています。

3千万あったら100歳まで隠居生活できる

金額については、一般的なことを言えば3000万円くらいは必要でしょう。老後資金としての計算でいう場合ですが。

どんな人生を送るかということになったら、今やっているのと同じ人生を送りたいと思います。そういう意味では、挽回すべき人生でもなく、挽回したらということも考えてはいません。

要するにいつまで生きるか分からない以上、100才まででも生きる事さえ想定しなくてはならないのが老後の人生です。

現在の生活はそれなりに充実しています。

無理せず、頑張らず、それでいて己の欲するところを行えども、その則を超えずといった生活です。

隠居生活で、隠居仕事をしているのです。そのうえで、改めて人生を挽回するといった欲望はありません。

申請手続きの相談窓口もあります

生活保護の申請に対しては、申請できるのに知らなかったり、その方法や手続きのイメージがわからず躊躇していたりあきらめている方がいます。

そういう方は、地域地域のそれなりの専門的な相談窓口がNPOなどの形で開いていますので、まずそこに相談することをお勧めします。

それがどこかわからなければ、法テラスに相談するのも得策です。何らかの受け皿を教えてくれるか、場合によっては代理で役所に対応してくれることもあります。

こういったことも、後から知ったことですが、とにかく具体的な対応の仕方についての広報が全く不十分です。

予算に対する圧迫が続いていたので、役所の窓口での忌避や実質的な門前払いが横行していた名残りなのかもしれません。受給中の方には、一人でも多くの方に実態を伝える工夫をしてくれるように望みます。

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