会社倒産で負債の肩代わり。在日朝鮮人だから生活保護の申請に3か月

生活は天から地へ落ちた

私は37歳の女性です。生活保護を受給する前は、会社員で月収は26万円でした。生活保護の申請が通るまでの期間は2~3ヶ月以上かかりました。

私は今、生活保護を受けて生活していますが、これでも数年前まではバリバリ働く会社員でした。

当時と比べると天と地ほどの差がある生活を強いられていました。会社員の頃は贅沢はできないものの、何不自由ない生活をしていました。

しかし、親子3代で続いていた会社が汚職事件を起こし、一気に負債を抱えた状態になりました。

従業員への給料や光熱費も払えなくなり、倒産を余儀なくされ、父は負債を抱えたまま病に倒れ、私がその負債を肩代わりすることになりました。sabe

そこから生活保護の生活になるまでは本当に早かったです。借金返済のために貯金は全てなくなり、払えない分は担保として差し押さえられ、生活が困難になりました。

また、ちょうどそのタイミングで体調を崩していたということもあり、就活もできず、生活保護になりました。

ルーツが北朝鮮というだけで差別

なんとか生きていく手段を探しながら、生活保護受給ということを決め、手続きに行きました。

しかし、私は在日コリアンであり、ルーツが北朝鮮にあるということから簡単に生活保護を許可してもらえませんでした。

北朝鮮のニュースというのはここ10年以上日本で大々的に報道されており、生活保護の担当者も私が在日コリアンというだけで、「北朝鮮」にルーツがあるというだけで「本当に生活が厳しいのか」「正しい使い道をするのか」と疑われました。

もちろん、傷つけられる様な質問もたくさんされました。

最後は何とか受けられるようになったのですが、それまでの間に受けた差別的発言などは相当なものでした。在日コリアンというだけで信用してもらえなかったことが1番困ったことでした。

お腹いっぱいご飯が食べられない

生活保護を受けた後の生活というのも、決して楽ではありませんでした。

本当に毎日を何とか生きていくのにギリギリでした。移動手段は基本的に徒歩、食材もスーパーをいくつか周り、安いものを店舗ごとに選んで最低限だけ購入し、もちろん外食や旅行は一切せず、服などは買えませんでした。

しかも、体調を崩し、通院していただけあり、その分の出費もありました。とにかく、生きていくのに本当に最低限のお金しかありませんでした。

かつての会社員のころの生活というのが夢の世界にいたような錯覚になるほど、毎日生きるのがやっとでした。

「お腹いっぱい」と感じるほどご飯を食べた記憶というのはありません。

それほど、以前とは全く違う生活をしています。

自力で生きられないのが悔しい

生活保護を受けていて感じることはたくさんあります。それは、経済的な面だけではなく、精神的にも相当辛いものです。

「自分が自分の力で生きていけない」ということに対する情けなさと、会社員だったころに持っていた生活保護受給者への 「社会の負け組」という偏見を持っていた自分自身への恥ずかしさです。

まさか自分が生活保護受給者になるとは思ってもいませんでした。

「人間の権利だから堂々と受けるべき」という人もいるかも知れませんが、生活保護受給者を白い目で見ていた私が生活保護を受けることが許されるのか、という自己嫌悪の気持ちも大きくなり、最低限のこと以外は外出すらしないようになりました。

生活保護になり、プラスに芽生えた気持ちは一つもありませんでした。

生保から抜け出すために税理士の勉強中

生活保護の生活から抜け出すためには、仕事を始めなければなりません。私は、生活保護から抜け出すためにすぐにでも就職活動をしたいと思っています。

しかし、まだ体調面が回復していないということもあり、まずは就職活動を始められるように元気になることを1番目先の目標として頑張っています。

また、その時のことを見据えて、家にいることが長い今の時間をうまく利用し、資格を取得するための勉強をしています。

人に誇れる資格は何一つ持っていないので、就職活動の時に有利になるように税理士の勉強しています。税理士には以前から興味があり、生活保護ということを一つの境にし、新しい人生を始められる準備をしています。

この間の経験を人生の糧にできるように思ってます。

年収200万で普通の生活送れば十分

生きていく上でお金は必要です。あればあっただけ良いと思うし、その分気持ちの面でも余裕が出るとは思います。

しかし、そんなにたくさん必要ではありません。

今回、生活保護を受ける生活をしていて学んだのは、「お金のありがたみを知った」 ということです。

贅沢をする生活は逆にしたくありません。贅沢できるお金があったら貯金したいです。

以前の会社員時代のような給料はいりません。しかし、今よりは良い生活をしたいのが本音です。

年収200万ぐらいあれば十分です。今の私の年齢から考えるとだいぶ低い方だとは思います。しかし、それでも今より少しは良くなり、且つ、将来のことを考え少しずつの貯金をしていけるのであれば満足です。そんな人生を切に思っています。

生活保護者への偏見はなくしてほしい

今生活保護を受けている方々は私と同じ様にギリギリの生活で何とか生きている、という人が多いと思います。

生活保護になった経緯は人それぞれ違うと思いますが、まずは今の自分と向き合い、将来に向けて今できることを少しずつコツコツと始めていくことが必要だと思います。

私もまだ受給者ですが、必ず明るい未来はまた来ると信じています。

また、受給はせずに生活保護受給者への白い目を持っている人たちへ、どうしても言いたいことがあります。

私たちは望んでこんな生活になったわけではありません。

こうするしかなかったのです。

生活保護受給者の気持ちは生活保護受給者にしかわからないかもしれません。けど、私たちも必死なのです。どうか、偏見だけは持たないでください。

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